『アクエリアス(水瓶座)の時代』とは |
西洋占星学の診断で重要な『黄道12星座』の起点は春分点(春分の日に太陽が来る位置)で,それを“牡羊座”の0度と定めます。 以下黄道(太陽、月や惑星の通過する天空360度の帯)を東向きに30度毎に“牡牛座”“双子座”・・・“水瓶座”“魚座”の12星座が配されます。 春分点は西洋占星学が体系的に整った紀元前2世紀の頃には,黄道上の実際の『おひつじ座』の初めの方にありました。(それが現在の占星学用語の『黄道12星座』のもとになったのです。) ところが,“歳差”現象といって,23度半傾いている地軸が約2万5800年に1回の割合で,コマのように“首振り運動”をしているため,春分点が毎年西に極微少に移動します。これまでの2千数百年は春分点は黄道上の実際の『魚座』(直感,宗教を象徴)を通り,21世紀は既に『水瓶座』(知恵,波動を象徴)に入っております。 20世紀は科学が急速に発展しましたが,宇宙全体の知識からみれば,まだ黎明期と言えるでしょう。これから2000年以上,“水瓶座”のバイブレーションが地球上に強くなっていくと考えられています。 そして,水瓶座の“支配星”である天王星(変革の星)が、1996年の1月12日から影響力が最高になる“水瓶座”に入りました(7年間)。 さらに,1998年1月29日には受信能力の星,海王星も“水瓶座”に入りました(14年間)。 2020年12月後半には木星(1年間)と土星(2.5年間)がほぼ同時期に“水瓶座”に入ります。 これらがトリガー(引き金)となり,世界はどう変わっていくのでしょうか。 それは“水瓶座”の特質が示してくれます。『権威主義(縦社会)への反抗と革新』,『自由な発想と個性尊重』,『発明と科学・技術』,『友情と連帯(フラットな関係重視)』などです。 また,“水瓶座”は『交流とコミュニケーション』を司る“風の宮”に属しています。インターネットはまさに、“水瓶座”を象徴する通信手段です。 1985年に著書「来たるべきアクエリアスの時代」で予測しました地球全体,人類全体の電子神経ネットワークは、21世紀にインターネットにより実現致しました。 今回のコロナ禍をきっかけにして、インターネットはますます最重要な通信ネットワークとなります。 “水瓶座”のもう一つのキーワードは”変革”ですが、今後人類社会の変革がバランスよく進み,変革のための破壊が致命的なものにならないよう我々が努力すれば,21世紀後半は、“精神と科学”の調和したすばらしい社会が実現するでしょう。 |
-瀬尾泰範著『来たるべきアクエリアスの時代』(1985年潮文社)の未来予測部分からも一部転載- |