「アストロハーモニックチャートβ」診断例

    ★アストロハーモニックチャートβⅠ

個々の詳しい診断はここでは出来ませんので,以下に「βⅠ」の簡単な見方をご紹介致しますので,参考にして下さい。

「 βⅠ」は“ハーモニック数1~9”のハーモニックチャートを左上から横に順番に並べたもので,下段には各チャートのアスペクトの強さを共振パワー値の合計として棒グラフにしています。

最初にみるのは,左上にある「ハーモニック数1:HN1」のチャートでこれは,ホロスコープチャート(出生天宮図)と同じものです。星達とそれが入る星座によって,その人の多重的な気質,性格,感性が分かります。

9つのチャートごとに地球から見て2つの星が特定の角度(アスペクト)をつくるとき,角度の種類に対応する色のアスペクトラインで2星をつないでいます。

アストロハーモニックの各チャート上のアスペクトについて,オーブ(許容度)は角度が小さくなるほど狭くなり,伝統的な占星学のチャートよりは厳しくなります。また,普通は無視されるアスペクト⑦(360÷7=51.4度の整数倍)のラインが加わります。

各チャートの示す意味は,概略で「HN2,4,8」が主体性,能動性,努力する力であって,「HN2」はコミュニケーション能力にも関係します。「HN4」は攻撃性,精神的タフさ,「HN8」はキャリア能力とも関係します。  「HN3,6,9」は調和性,受容性,楽しむ力を示し,「HN3」は安定感,「HN6」は交流性,リズム感,「HN9」はスポーツまたは挑戦指向に通じます。

「HN5」は好奇心,発想力,創造力,自己プロデュース能力に関係し,主体的なチャートです。「HN7」は直感力,雰囲気をつかむ力,芸術性に関係し,受信能力のチャートです。

各ハーモニックチャートともそれぞれの色(=特定の角度を示す)のアスペクトラインの質と量に応じて棒グラフを描きます。チャートのパワーが強いと見なすのは、出生時刻を入れた場合、以下のどれか1つでも、当てはまる場合です。

① 左から1本目(黄色:0度)の棒グラフだけで30以上ある
② 1本目と2本目(緑色:180度,青色:90度)の高さの和が60以上ある
③ 1本目、2本目に加えて、3本目(赤:120度,薄赤:60度)と4本目(紫:72度,144度,薄紫:51.4度の整数倍)も含めたすべての棒グラフの和が120以上ある

そこまでいかなくても,円形チャート上においてアスペクトの実線のみで三角形,二等辺三角形,直角三角形,直角二等辺三角形,正三角形,正方形(中は十字形),正五角形(中は五芒星),正六角形(中は六芒星),正七角形などが出来るチャートは,後ろの方の形であるほどパワーが強いとみなします(正五角形以降は出現が稀です)。

ところで実績のあるタレントでは「HN5」または「HN7」のパワーが強かったり,各チャートにおける紫,薄紫色の棒グラフが2本以上50のラインを突き抜けている場合(上記のチャート)が多いのです。やはりパーソナリティ勝負のタレントでは,発想力,自己プロデュース能力(HN5)や直感力,芸術性(HN7)が重要になるのでしょう。

また,9つの円形チャートにおいて,グランドトライン(赤の正三角形)や紫色等の実線(正確なアスペクト)による三角形が形成される場合も多いのです。

キャスター・アナウンサーで特に目立つのは「HN2」におけるグランドトラインの出現頻度が非常に高いことです。これはコミュニケーション能力,大衆性と関連があります。「HN2」でなくても,他のハーモニックチャートにおいてもグランドトラインがよく出ます。